プラザ KWA

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 No. 15-006   「四国お遍路・涅槃の道場 讃岐結願及び高野山参詣の巻」
 
                                             
中村 尋雄 (No1355 浜松市)

4月1日
から8泊9日の予定で大詰めの「讃岐結願及び高野山参詣」の旅が始まった。

JR浜松9:23の列車で、途中合流のK3さん、Fさん以外の全員が久しぶりの再会をする。皆「結願に向けてがんばるぞ」という顔つきで元気いっぱいであった。青春18切符を乗り継ぎ、途中夕食を坂出駅の亀城庵で食べる。何度食べてもおいいしい海老と揚げ餅のぶっかけうどんを食べて、丸亀駅に向かう。今夜の宿は、アパホテル。

4月2日は、ホテルの朝のバイキングでお腹いっぱいにして、7:20にホテルを出発する。坂出駅まで電車で移動し、歩き始める。8:20頃には、今回最初のお寺79番「高照寺」に到着する。本堂で、慣れたてつきで線香、ロウソク、納め札、お賽銭をあげ、皆で般若心経を唱える。教本を見ないでやっとできるようになった。納経所で記帳してもらいお影をいただく。80番「国分寺」を経て、途中クローバ店で購入したアナゴの海苔巻の昼食を東屋で食べる。81番「白峯寺」で納経後、境内のしだれ桜を鑑賞する。82番「根香寺」を参拝後、瀬戸内海、山桜を鑑賞しながら山を下る。途中で一段と綺麗なピンク色のおもいで桜に出会う。「百々家」旅館には、17:30に到着する。夕食は、「讃岐結願と高野山満願」を祈ってあわびの刺身をつまみにビールで乾杯する。今日の歩行距離は、33Km。

4月3日は、朝から小雨の中、5:55には旅館をあとにする。すぐに83番「一宮寺」に到着する。琴電三条駅で休憩後、近所のおばさんからペットボトルのお茶のご接待を頂く。源平合戦で有名な屋島の急な坂を息きらせて登り、84番「屋島寺」を参詣する。坂を下り満開の桜並木道を歩く。昼時なので、うどんで有名な山田家の標識を目当てに一生懸命歩くが、なかなか店は見えてこない。やっと到着して雨具を脱いで、釜ぶっかけ定食にありつく。午後は、85番「八栗寺」を経て旅館栄荘に到着。荷物を預けて、86番「志度寺」にお参りしようとするが、旅館いせだに変更になったと告げられてまごつく。結果としては、いせだは我々の貸切で夕食には真鯛の刺身、蒸し鯛他、お寿司もついて、大満足。今日の歩行距離は37Km。

4月4日は、旅館を6:50に出発して、しばらく歩くと、K3さんが菅笠を旅館に置き忘れたことに気づく。Y氏の助けを借りて、得意の速足でとりに戻る。1時間半後、遍路小屋で皆に追いつく。87番「長尾寺」では納経後、名物の甘納豆おはぎを食べる。へんろ交流サロンには11時すぎに到着、旅館のお接待のおにぎりを皆でほおばる。自己申告ではあるが、歩き又は自転車でお遍路を歩き通した人にはお遍路大使任命書を発行してくれるとのこと。無料なので、全員の分を申告し発行してもらう。午後は最後の難関標高776M女体山を皆で登る。山を下るといよいよ88番「大窪寺」で結願の参拝をする。全員で記念写真に納まり、民宿「八十窪」には16:35に到着する。夕食では“結願に感謝して皆で乾杯”し、鯛の刺身、天ぷら、結願祝いの赤飯、徳島名産の半田そうめんをいただく。今日の歩行距離は25Km。

4月5日は、民宿を6:52に出発する。今日の目的地は、6番「安楽寺」の宿坊である。休憩を何回かとりながら、八幡うどん店をめざして歩く。先発隊は、到着して待っていてくれたが、店の対応が悪く、20分くらい待たされても何の音沙汰もないので、諦めて歩き始める。すぐにJA夢市場が見つかり、ばってら入りの寿司セットを購入して、店内で昼食をとる。店のお接待でコーヒーをご馳走になる。宿坊には、15:50には到着する。夕食前に、夜のお勤めがあり全員参加する。本堂奥灌頂窟にて他言無用の修行「くす供養」を行う。くす供養を以て先祖を廻向し自らも仏道を成ぜんことを祈る。夕食は、宿坊には似合わぬフレンチ風の海鮮皿がでたが、美味しく頂く。本日の歩行距離は34Km 

4月6日
は、宿坊を7:15に出発して、コンビニで2回ほど休憩して、1番「霊山寺」に向かう。途中、お婆さんが野沢菜を収穫・出荷準備をしているのを目撃する。長野県に輸送するとのこと。野沢菜は長野県で栽培されているものと思い込んでいた。1番「霊山寺」には10:15に到着して、御礼参りをする。納経後、高速バス停まで歩き、高速バスでJR難波駅まで行く。南海高野線に乗り換えて橋本駅に到着、本日の宿泊先の迎えのバスで温泉宿こののに15:40に到着する。Fさんも合流して、全員で温泉を堪能したあと、夕食時には、明日の高野山参詣の前祝いをビールで乾杯する。本日の歩行距離は15Km。

 4月7日は、温泉宿を8:00に出発して、宿泊先のバスで慈尊院に向かう。慈尊院からは、いよいよ180町の町石道を登り始める。右手下に九度山町と紀ノ川を望みながら登る。 二つ鳥居に到着し早めの昼食となる。昨日調達した有名な柿の葉寿司をおいしく頂く。そろそろ出発しようとする頃には、汗もひいて寒さが襲ってくる。寒さ対策でかっぱを上に着込んで出発する。7時間半かけてやっと高野山大門に16:05に到着する。外国人が多く、オーストラリアからの女性2人ずれに出会う。今年の秋には、町石道を登る予定だそうである。本日泊まる宿坊一条院をめざして先を急ぐ。宿坊には16:45に到着。宿坊の立派さには、驚かされた。食事は、17:30からということで、部屋に通されて寒さにふるえてこたつに潜り込む。今日の寒さは特別ということで、宿坊のお坊さんも、しまい込んだ冬物を出して着込んだそうである。夕食は、豪華な精進料理を、熱燗の日本酒を飲みながら頂く。今日の歩行距離は23Km

4月8日は、朝起きたら車の屋根に雪が積もっていて、みぞれが降っていた。寒い中、朝のお勤めをして、朝食をとる。8:20には宿坊を出る。最初は、金剛峯寺にお参りするが、人の多さには閉口した。狩野派の華麗な襖絵や日本最大の石庭「蟠龍庭」を見学する。境内総坪数5万坪弱の広大さと優美さを実感する。根本大塔、本坊を経て霊宝館に行き国宝の空海自筆の書等を鑑賞する。不動堂、御影堂をまわって、昼食は南海食堂でカレーうどんを食べる。午後は、苅萱堂から奥の院を歩く。武田信玄の供養塔から始まり、諸大名の墓石群を左右に見ながら進むと奥の院に到着する。納経を済ませてお大師さまの禅定のお姿にお参りして、帰り路を歩く。バスに乗って女人堂まで行き、今日の締めは徳川家霊台を見学する。宿坊への帰り道、各人土産物を調達する。夕食は、本日も昨日とは違った豪華な精進料理を熱燗とともに頂く。今日の歩行距離は14Km。

4月9日は、宿坊を8:10に出発する。バスで高野山駅前まで行き、ケーブルカーで極楽橋駅に行く。電車に乗り換えて橋本駅まで出てからJR和歌山線で奈良に向かう。奈良では、興福寺国宝館で国宝を見学する。東大寺に向かう際に、鹿せんべいを持っていると鹿に追いかけられてしまう。その後、戒壇堂によってYさん夫婦と別れてJRで帰路につく。

3年前の夏から始まったお遍路の旅も、阿波発心の道場、土佐修行の道場、伊予菩提の道場、讃岐涅槃の道場を経て、最後は、高野山奥の院でお礼参りを終えることができました。全員無事にいろいろな思い出とともに1400Kmを完歩することが出来ました。これもお大師さまのおかげと“合掌礼拝”。最後に、今回の企画と実行のまとめ役をして頂いたYさんとともに楽しく遍路旅を過ごさせていただいた皆様方に感謝いたします。



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